昨日、ゴールドラット博士著の「ザ・チョイス」を読みました。新刊ということもあり、渋谷のブックファーストにも目立つように置かれていました。「ザ・ゴール」シリーズで有名なゴールドラット氏。とはいってもそのシリーズ、僕は読んだことはありません。
読んでみると、僕の中ではお勧めの良書であるという結論です。単なるビジネス書ではなく、心理学者の娘さんとのやりとりに、とても人間的な要素が盛り込まれているところがミソかなと。
ビジネス哲学と人生哲学を並行して同時に学べる一冊ではないかと思います。
あまり期待をせずに買ったこともあって、読み始めると非常に面白い。そんな感じで進んでいくうちに、最近僕も感じているような内容が続き、納得すると同時に、僕が最近はこういう本を好んでいるだけなのかな、とも思ったりも。
先のことなんて読めない。ビジネスにおいては特に予測すること自体不可能である、ということを前提に考えるべきだという意見は、最近の僕の考え方の根底にあるもの。
その考え方をはっきり意識したのはニコラス・タレブ氏の「ブラック・スワン」を読んでからでしょうか。
だからゴールドラット氏も、なんとなくタレブ氏と考え方が似ているし、二人とも哲学的なことを絡めてくるなぁ、と思いながら読んでいました。
そんな二人の考え方には、実はキーとなる人物の影響があることが後半で分かりました。それがカール・ポパー。オーストリア出身の哲学者です。
それでさらに納得。投資家のジョージ・ソロスがポパーの考え方にものすごく影響を受けていることも有名で、ソロス自身、投資家としてよりも哲学者として有名になりたかったとも言っています。
いろんな考え方がありますが、ポパーの「よりよき世界を求めて」じゃないですが、”これで良し”ということは決してないということでしょう。
学び、試行錯誤の連続はエンドレスということか。そう考えるとしんどい思いもしてきますが・・・。
ま、元気があれば何でもできるかな、と。

